【酒】山形市「ワラヤ」
さて、まつざかやを後にした我々は、昔相方が住んでいた近くの酒屋に年末年始のお酒の調達に向かいます。
ワラヤさんは山形の地酒が揃っており、特に私の大好きな「東北泉 純米吟醸 瑠璃色の海」はここにしかありません(つーか、この店しか知らないだけなのですが・・・・汗)。ところが、色々と冷蔵庫のショーケースを見ていると、あきらかに他と違った毛色のモノが詰まっているショーケースが・・・。
店の若(?)旦那に話を聞くと、ようは「売れ残った酒をただ置いているんですよ」と仰います。しかし、純米吟醸や純米大吟醸なんかの4年モノだの8年モノなどが一面に置いてある。更に話を聞くと「全部当時の定価売りです」と仰る。いやいやいや、それは有り得ないでしょう。ただし、若(?)旦那も「狙って寝かせたわけでないので、味は保証できませんよ」と仰る。
日本酒好きとしては、「買うっきゃないでしょう」というわけでお買い上げ。2002年の「くどき上手 純米大吟醸 亀仙人(亀の尾45%精米)」と「米鶴 平成八年鑑評会 金賞受賞酒」を購入しましたよ。
こちらが亀仙人。口開け4時間後はどっしりし過ぎな上に、旨味が酒の強さに消されてしまう感じでした。
しかし28時間後にのむと、円やかになり、甘みと旨味と酒の押しが絶妙なバランス。亀の尾の僅かに残った雑味も美味しく感じます。
更に52時間後には、甘味が突出して甘々なお酒になってしまいましたよ。でもこれで一升4600円は激安!
なんか、大変ワラヤの若旦那(?)に気に入られたみたいで、帰り際に「口開けしているけど、お正月用にどうぞ」と渡された酒。「男山」の箱に入れられていたので、てっきり男山かと思っていたら開けてびっくり。なんと十四代のお正月用「本丸」ではないですか。とても華やかな香りと飲み口で大変おいしゅうございました。今度お礼にゆかねば。
こちらは、2月に某居酒屋「K」の大将と開催する試飲会用に相方が購入した「東北泉 瑠璃色の海」でございます。美味さと軽さのバランスが売りで、ワラヤの若(?)旦那いわく「他の店では完売しているんですよ」とのこと。私は米鶴を買ったので、こちらと飲み比べるのが今から楽しみでございます。
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