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2005年06月29日の記事

_ [CM日記]裸の王様

今週の事件の整理がやっとついた。支払遅延の件については、以下の事実が確認できている(本当は支払遅延じゃないんだけど、こう呼ばせてもらおう)。

契約に携わったのは、おそらく隣席のHH氏。これは消去法なので証拠がないが、全員の情報を合わせるとそうなってしまう。そもそもここでわが社が守るべき「月末締翌月末現金払」が守られていなかった。契約条件は「月末締翌々月末現金払」これで1ヶ月おくれる。

実際に請求書が渡ったのが3月31日。で、客先が動いたのが4月頭。ここでまた1ヶ月間の遅れが発生する。

5月頭に客先から「支払通知書」が来ていた。こんなものは普通の会社は送ってくれるほど親切じゃないが、たまたまこの会社はそういうシステムを取っていた、そこの記載されている支払日は7月4日。3月31日に請求を出しているので、最悪通知が遅いということで5月末払は社内的に通る。しかし支払日が7月4日では35日も支払が遅れる勘定になる。

ここで、この支払通知書に誰かが判子を押して客先へ返送していることが判明。客先経理課へ行ったN氏の情報だ。そこでN氏は客先にこういわれたそうだ。「我々も間違ったものなら訂正する、ちゃんとした会社なら当然のことだ。でも、御社(わが社ね)は弊社(客先)の支払通知書にちゃんと判子を押して返しているでしょ?おかしいんじゃないの?」。お説ごもっともである。

従って、誰か判子を押した人が問題である。今のところ推定ではデリバリー業務を行っているK嬢。ただ、K嬢単独でその判断をするわけはないので、その上司のKH氏もくさい。

次に、支払遅延の情報が社内から降りてきたのが6月前半。このとき、同じ工場の担当ということで、初めてN氏が登場する。彼は支払条件を客先に確認したところ7月4日払が判明。ここで、普通ではたいしたことないのだが、わが社的には致命的なミス。彼は、K嬢とKH氏には報告したのだが、カントリーマネージャー(CM)には報告しなかったのだ。

ファイナンスから「出荷停止」の連絡を受けたCMがまずとった行動はKH氏の確認。ここで彼は忘れていたのかそれとも逃げを打ったのかKH氏は「N氏から7月4日払の話は聞いていない」とCMに返答。

N氏には運悪く、6月半ばには社内調査が入り、支払遅延の件も微に入り細に入り調べられてしまった。対象となるのはもちろんKH氏。

これでCMの怒りが爆発し、「KH氏を見捨てたN氏」という構図が出来上がってしまった。N氏がちゃんとKH氏に報告しなかったため、KH氏からファイナンスへきちんとした釈明が出来なかったという誤解である。

おかげでこの1週間は、彼の機嫌の悪さは中心気圧950HPぐらいの台風なみであった。昨日ぐらいからやっと低気圧は去っていったが、彼が昨晩いったこと。「おまえらKH氏がどんな思いでファイナンスと折衝したかわかっているか。そういう、人をないがしろにした態度が俺は気に食わない。おまえらが軽く考えていることで、KH氏は首になったかもしれないんだぞ。」

いいかげんにして欲しいとは思ったが、ここで誤れば普通の生活に戻れるのだからと何もいわなかった。会社を出て、出張中のN氏に電話で事情説明。ここでもし彼が辞職を匂わせても、私は止めるすべがない。だが、かれは朗らかに「明日電話して、客先との折衝結果をご報告するよ。それからKH氏の件については謝っておく」。ああ、なんとすばらしい同僚よ。私はそのとき、この日記のタイトルを思い出した。自分が王様にならないためには、あらゆる手段を尽くして人の意見を聞かねばならんのだなと。個人能力優秀、人数少数、統率能力不足なトップには非常に顕著に出やすい症状だな。まっ、物事が収まったからよしとしよう。

それにしても、昨日客先の経理に説明に出向いたN氏。彼は経理担当者との打合せのあと、かなーり落ち込んでいたらしい。ところが、彼は偶然客先に就職した大学の先輩と出会ったらしい。「Nよ、茶でもしばかんか?」そういってくれた先輩は、お茶の席でこういったらしい。「お前がいま何を考えているか当ててやろうか? 今の会社辞める気だろう? それを止めないけど、よく考えてから決断しろよな」。世の中、神か仏か知らないが、確かに人知を超えた存在はいるらしい。その人に感謝したい気持ちである。

_ [CM日記]拾う神あれば捨てる悪魔あり

CMに電話したN氏。今日のご機嫌は麗しかったので、なんとかなるかなぁーと思った私が甘かった。結果、猫なで声でネチネチやられたらしい。一応、N氏にもプライドがあるので、KH氏には7月4日入金を伝えたと説明したらしいが、馬耳東風だったらしい。CMは最近、「おまえら人を尊敬していない」と盛んにいうが、結局彼が我々現場の人間に敬意を持っていないだけのことだ。さて、この物語の終結やいかに。

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